ESSの新世代フラッグシップDACチップ「ES9O39MSPRO」を採用したSMSLの最新DACです。DSD512、PCM32bit/768kHzまでのサンプルレートに対応し、BluetoothもLDAC（24bit/96kHz）、APTX/HD、SBC、AACに対応するなどフルスペックです。USB/光/同軸/AES入力はMQAデコードとMQA-CDデコードにも対応します。入出力の豊富さも魅力！そのスペックは現在考えられる最高のものであると言っていいと思います。 もちろん肝心なのはスペックではなくその音ですよね？これまで同社のSU-9（ESSの以前のフラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を採用）を愛用してきた自分にとって、果たしてDACチップの世代交代でどれだけ音のクオリティアップが見込めるのか？正直言えば期待半分、旧世代とはいえこれまでもESSのフラッグシップチップを使用してきた自分にとっては向上があったとしてもどうせ微々たるものだろう…という諦めも半分でした。しかしこれをセットして最初の音を聞いた時の驚きはそのような諦めを一気に吹き飛ばすものでした。音の曇りのベールが一枚剥がれ、女性ボーカルの口の動きや息づかいまで分かるような生々しい音、そしてこれまで以上に豊かに響く低音、ウッドベースはその弦の響きの倍音までクリアに聞こえてきました。明らかに音の次元が一段階上がったような感じを受けました。 その分お値段もSU-9などと比べると上がってしまっていますが（半導体不足や為替の影響もあるでしょう）、それでもいわゆるオーディオ機材の相場を考えると破格ですし、その実際のサウンドや仕様を考えればコスパの良さは半端ないと言っていいと思います。 AMAZONで3月23日に購入し、１ヶ月ちょっとしか使用していないほぼ新品です。もちろん傷や汚れはありません。ついでに言えば当方非喫煙者でペットも飼っていません。付属品も全て揃っており、電源ケーブルとUSBケーブルは未使用です。購入時の箱に入れてお送りします。これだけベタ褒めしておきながらこんなにも早く手放すことになったのは、ひとえにオーディオ沼にどっぷりハマってしまったからです（汗）。今回の買い替えでこれだけの効果を実感できたことで、さらなる進化を体感してみたくなってしまいました（滝汗）。皆さんくれぐれもお気をつけて！（涙）